ディオーネとリングサイド

2022年4月22日2022年4月24日Cassini,土星,太陽系,宇宙画像,惑星,探査機

青白い氷に覆われたディオーネに向かって加速するカッシーニの視界は、遠くに見える金と青の穏やかな色合いの土星によって、より豊かなものとなっている。画像下部の横縞は、土星の輪です。撮影時、探査機はほぼ環の平面上にいたため、遠近法によって環が薄くなり、その驚異的なスケールが隠されている。C環とB環の一部が北緯に薄くカーブした影を作り、環の壮大さを物語っている。

なお、ディオーネも他の多くの氷衛星と同様に、モノクロ画像と自然色で変わらないように見える。

2005年10月11日に青、緑、赤外線（中心波長752ナノメートル）の分光フィルターで撮影された画像を使って、人間の目に見える光景に近いこのカラー画像を作成した。この画像は、カッシーニ宇宙船の広角カメラで、ディオーネから約39,000キロメートル（24,200マイル）の距離、太陽-ディオーネ-宇宙船（位相角）22度の位置で撮影されたものである。画像の縮尺は1ピクセルあたり約2キロメートルです。